村山由佳著「星々の舟」
今回は悩みに悩んでこの本を購入。
悩んだというのは、書店に行き、小説のコーナーをずっと2日くらい探し続けて、手ごろな厚さでなにかしら興味をそそられるようなものをと思ってたんですが、正直わからなかった。
で、適当に選んだ本。
直木賞受賞作だというのは買って読もうとしたときに知りました。
禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになる末妹、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱えて・・・
愛とは、家族とはなにか。別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく・・・
こんな内容です。
短編6作で構成され、しかもそれが繋がっているんです、主人公は違いますが。
この小説は自分には重かった・・・。自分の家族と似ているというわけではないですが、いろいろ考えさせられました。
家族なんてどうでもいい。兄が二人いますが、その二人がどうなろうと知らないし、今後関わりを持ちたいとも思わない。それどころか、二度と自分の世界に踏み込んでくるなとすら思う。訃報ですらも聞きたくないですね。
そんな人間が、人とどうやって今まで関わってきたのか、自分でもわからないのです。
家族にこそ自分の基がありそうなものですが、実際考えようとしても、考えたくないやつらのことをいちいち考えるのもはばかられて、結局なにもわからずじまい・・・。
こんなことを書くと、今自分の周りにいる知り合い、友人などはどう思うんでしょうね。
「荒んだ性格の持ち主」とでも思っていただければ、これ幸い。それ以上ではなく、それ以下ではありえるそんな人間。
ただこんなふうに自分を言ってしまっていいものかどうか・・・
最近小説を読むようになって、人とのいざこざや苛立ちなどを解消できるのが、小説を読んでいる時間だったりするのが、ちょっとやばいサインを出しているのではないのかと思いつつ、また今日も小説を読んでいたりするわけで・・・
自分の書いた文章って、見るに耐えませんね。
ほとんどの場合読み返そうとすら思いません。
おそらくこの文章も自分の中で闇に葬り去られるでしょう・・・